入学祝いののし袋がかわいいデザインでも、書き方の基本はふつうののし袋と同じです。迷いやすいのは次の3つだけなので、ここだけ押さえれば大丈夫です。
- 表に「御入学御祝」などと印刷されているかわいいのし袋は、その下に自分の名前だけを書く(表書きを書き足さない)
- 名前を書く場所が小さいときは、名字だけにするか、中袋や裏に名前を書く
- 中袋の表には「金 壱萬圓」のように漢字で金額、裏には住所と名前を書く
逆に、ボールペンや薄い墨で書くこと、結婚祝い用の「結び切り」の水引ののし袋を使うことは避けてください。
この記事では、入学祝いのかわいいのし袋の書き方を、表書き・名前・中袋・金額の順に、ケース別の見本つきでまとめました。
入学祝いのかわいいのし袋の書き方は?迷ったらこの3つだけ
かわいいのし袋は、もともと親しい人どうしのお祝いのために作られたものです。だから書き方も、きちんと読める字で、必要なことだけを書けば十分です。
1. 表書きが印刷されていたら、名前だけを書く
「御入学御祝」「祝御入学」「御祝」などの文字が印刷されているのし袋は、その下の真ん中に、自分の名前をフルネームで書きます。上に別の言葉を書き足す必要はありません。
表書きが印刷されていない無地ののし袋なら、上の真ん中に「御入学御祝」か「祝御入学」と書き、その下に名前を書きます。小学校・中学校・高校・大学のどれでも使える言葉です。
2. 子どもの名前を入れたいときは、左上に小さく
誰あてか分かるように、表の左上に「〇〇ちゃんへ」「〇〇くん ご入学おめでとう」のように小さく書く書き方もあります。かわいいのし袋なら、子どもが自分で読めるようにひらがなで書くのもおすすめです。
3. お金のことは中袋に書く
金額と自分の住所は、表ではなく中袋に書きます。中袋がないのし袋なら、のし袋の裏に書きます。くわしい書き方は、次の見出しで見本つきで説明します。
使う道具は筆ペンか、濃い黒のサインペン
表の名前は、筆ペンか濃い黒のサインペンで書きます。ボールペンは字が細くて事務的に見えるので、表には使わないでください。薄い墨はお悔やみのときに使うものなので、お祝いには使いません。
かわいいのし袋の名前の位置・中袋・金額の書き方【ケース別の見本】
ここからは、迷いやすいケースごとに書き方の見本を紹介します。
名前を書く欄が小さいとき
かわいいのし袋は、イラストが大きくて名前を書く場所が小さいことがあります。そのときは、次の順で考えてください。
- 名字だけにする(例:「山田」)
- 表には書かず、中袋の裏に住所とフルネームを書く
- 中袋もないときは、のし袋の裏の左下にフルネームを書く
親戚や友人の子どもへのお祝いなら、相手は誰からか分かっていることがほとんどです。イラストに字を重ねてまで表に書く必要はありません。
夫婦や家族で贈るとき
- 夫婦で贈る:真ん中に夫のフルネーム、その左に妻の名前だけを書く
- 家族で贈る:名字と「家族一同」でもよい
- 友人どうしで3人まで:右から立場が上の人の順に並べる
- 4人以上:代表者の名前と「外一同」と書き、全員の名前は別の紙に書いて中に入れる
中袋の書き方
| 書く場所 | 書くこと | 見本 |
|---|---|---|
| 中袋の表の真ん中 | 金額(漢字) | 金 壱萬圓 / 金 伍阡圓 |
| 中袋の裏の左下 | 住所と名前 | 東京都〇〇区〇〇 1-2-3 山田 花子 |
| 金額を書く欄が横書きで印刷されているとき | 金額(算用数字でよい) | 欄に合わせて数字で書く |
金額の漢字は、1は「壱」、5は「伍」、1万は「壱萬」、円は「圓」と書くのがていねいな書き方です。横書きの欄が印刷されているかわいい中袋なら、欄に合わせて数字で書いても失礼にはなりません。
中袋がないとき
封筒のような形で中袋がないのし袋は、裏の左下に、金額・住所・名前をまとめて書きます。金額を書くのに抵抗があれば、名前だけでもかまいません。
お札の入れ方
お札は、なるべく新しいお札を用意します。中袋の表から見て、お札の人の顔が表・上になるように入れてください。お札を折らずに入れられる大きさののし袋だと、きれいに渡せます。
入学祝いに使えるかわいいのし袋の選び方とおすすめ
かわいいのし袋を選ぶときは、絵柄よりも先に、次の2つを確かめてください。ここを間違えると、どんなにかわいくても入学祝いには使えません。
- 水引は「蝶結び(花結び)」か、水引なしのもの:何度あってもうれしいお祝いに使う結び方だからです。「結び切り」は結婚祝いなど一度きりのお祝い用です
- のし袋の豪華さと金額をつり合わせる:5千円から1万円ほどなら、かわいいカジュアルなのし袋がちょうどいいです。金額が大きいときは、水引のついたきちんとしたものを選んでください
もう1つ、上位の記事であまり書かれていないのが受け取る親の手間です。のし袋は、親が中身を確かめて、お礼(内祝い)の準備をするときに見返します。中袋に住所と名前がきちんと書いてあると、親がお礼状を出すときに助かります。
【300円前後】一筆箋つきの「入学」のし袋
「入学御祝」の文字入りで、一筆箋がついたのし袋……表書きを書かなくてよく、ひと言メッセージも同じ袋に入れられます。お札を折らずに入れられる大きさのものを選んでください。
表書きを書かずにすむ、一筆箋つきの入学用のし袋です。
【500円前後】水引つきで、少しきちんと見せたいとき
桜の柄が入った、花結びの水引ののし袋……春らしさがありながら、中袋つきできちんとした印象になります。1万円を包むときにも使いやすいです。
春らしい桜柄で、きちんと感もある金封です。
花の柄のデザインのし袋……「御入学」の表書きを選べるものなら、入学祝いにそのまま使えます。かわいさと上品さのバランスがいいデザインです。
かわいさと上品さのバランスがいいデザインです。
【300円前後】名前をきれいに書くための筆ペン
サインペンのように書ける筆ペン……筆に慣れていなくても、字の太さが出て、のし袋の名前がきれいに見えます。黒とうす墨が1本になったものは、お祝いには黒の側を使ってください。
筆が苦手でも、名前がきれいに書けます。
まとめ:入学祝いのかわいいのし袋の書き方は、名前と中袋だけ押さえればOK
入学祝いののし袋がかわいいデザインでも、書き方の基本は変わりません。
- 表書きが印刷されていたら、その下に名前だけを書く
- 名前の欄が小さいときは、名字だけか、中袋・裏に書く
- 中袋の表に金額(金 壱萬圓など)、裏に住所と名前
- 筆ペンか濃い黒のサインペンで書く(ボールペン・薄墨は避ける)
- 水引は蝶結び(花結び)か水引なし。結び切りは使わない
入学祝いは、入学式の前、2月から3月の半ばごろまでに渡すのが目安とされています。春休みに会えないときは、現金書留で送ることもできます。お祝いの気持ちが伝わるように、ひと言メッセージを添えてあげてくださいね。
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